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宮崎市定 『中国史 上・下』 (岩波書店)

大学入学してすぐの頃、中公文庫の『世界の歴史』全16巻を通読した。

興味深いと思った巻もあったが、冗長に思えたところもあり、特に近現代の巻は首をかしげるような部分も多かった。

その中で宮崎市定氏編集の巻、『宋と元』の面白さが圧倒的に思えた。

その後、大学図書館で宮崎氏の『中国史 上・下』を見つけ、パラパラ眺めた後、帰り道の大型書店で即購入。

この種の中国史概説書というのは腐るほどの数があるが、これは全く隔絶した出来栄え。

冒頭の独自の時代区分論からして素人には新鮮な驚きの連続。

巧みな史実の語り口、歴史的事件の的確な評価、魅力的な人物描写と何をとっても素晴らしい。

以後、宮崎氏の著書は本屋で見かける度、即購入することになった。

初心者向け中国史入門書としては最も優れていると思う。

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