« 村川堅太郎編 『プルタルコス英雄伝 上・中・下』 (ちくま学芸文庫) | トップページ | 宮崎市定 『科挙』 (中公文庫) »

ジョージ・ケナン 『レーニン・スターリンと西方世界』 (未来社)

二月革命から第二次大戦に至るまでのソヴィエト外交史。

歴史の正確で細かな経緯を記述し、それによって一般に広まっている俗説や誤ったイメージを訂正し、最後に著者自身の見解を押し付けがましくない形で述べるという歴史叙述のお手本のような本。

レーニンの“平和に関する布告”による和平提案の評価、西側諸国の干渉戦争の目的、安定期のソヴィエト政権に対して取るべきだった態度、第二次大戦の同盟国としてのソ連の評価など、著者独特の見解は非常に興味深い。

全くの初心者にとっては通読するのは少し厳しいかもしれないが、挑戦する価値は十分にある良書。

|

« 村川堅太郎編 『プルタルコス英雄伝 上・中・下』 (ちくま学芸文庫) | トップページ | 宮崎市定 『科挙』 (中公文庫) »

ロシア」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。