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司馬遼太郎 『韃靼疾風録 上・下』 (中公文庫)

著者のもう一つの中国歴史小説。こちらは17世紀の明・清交替期を描いた作品。

本書でも合間に挟まれる歴史余話が非常に面白い。

ストーリーを楽しみながら、著者の含蓄ある歴史観を吸収できる。

自分は『竜馬がゆく』も『翔ぶが如く』も『菜の花の沖』も『国盗り物語』も『関ヶ原』も、その他著者の代表作と見做されるものを全然読んでないひどい読者なわけだが、本書のようなレベルで日本史の各時代を語ってくれているのなら、「国民作家」として広範な読者を得ているのも十分理解できる気がする。

ただ世界史好きの読者からすれば、あと少し中国史や朝鮮史関連のまとまった著作があればと思うのは望み過ぎか。

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