« 中嶋嶺雄 『北京烈烈』 (講談社学術文庫) | トップページ | 色摩力夫 『フランコ スペイン現代史の迷路』 (中央公論新社) »

マーティン・メイリア 『ソヴィエトの悲劇 上・下』 (草思社)

「帝政ロシアとソヴィエト・ロシアには専制主義的伝統の連続性がある」、「後進国ロシアで革命が起こったゆえに真の社会主義が歪曲されスターリン主義が生まれた」、「帝政ロシア社会の脆弱性ゆえに非マルクス主義の社会史的立場から言っても革命は不可避だった」、「スターリン主義はレーニン主義からの致命的な逸脱であり、両者には深い断絶がある」

以上の主張すべてに強く反対する立場から書かれたソヴィエト史。個人的にはソヴィエト関係で一番得心の行く史書だった。

細かな史実には深入りしない、あくまで大局的な歴史解釈の書。

草思社は時々こういう渋い本を出しているので、世界史愛好者としては侮れない。

少々高いので図書館で一読後、手元に置くため買うかどうか決めても宜しいかと。

|

« 中嶋嶺雄 『北京烈烈』 (講談社学術文庫) | トップページ | 色摩力夫 『フランコ スペイン現代史の迷路』 (中央公論新社) »

ロシア」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。