« 渡部昇一 『ドイツ参謀本部』 (中公文庫) | トップページ | 岡崎久彦 『重光・東郷とその時代』 (PHP文庫) »

岡崎久彦 『幣原喜重郎とその時代』 (PHP文庫)

第一次世界大戦から満州事変直前までの日本外交史。

日清日露の戦いと昭和の動乱に挟まれた、比較的論じられることの少ない時代のせいか、初耳の興味深い話が次々出てくる。

このシリーズでは本書が一番面白い。どれか一冊だけ読むとすれば本書を勧める。

著者の幣原に対する評価は比較的高いが、ワシントン会議における日英同盟破棄をさしたる抵抗も無く許したことに対してはかなり批判的。

岡崎氏は大正時代を近代日本が達成した最良の原点と見なしているが、本書を読めばそういう見方も説得的に思えてくる。

世界史知識の不可欠の一部として近代日本史を学ぶために適当な一冊である。

|

« 渡部昇一 『ドイツ参謀本部』 (中公文庫) | トップページ | 岡崎久彦 『重光・東郷とその時代』 (PHP文庫) »

近代日本」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。