« 産経新聞取材班 『ルーズベルト秘録 上・下』 (扶桑社文庫) | トップページ | 宮城谷昌光 『長城のかげ』 (文春文庫) »

福田和也 『地ひらく 上・下』 (文春文庫)

石原莞爾の伝記。

一応の小康状態と工業化の発展をもたらした満州事変と、泥沼化と日米開戦を招いた日中戦争を厳格に区別し、前者の再評価を促す立場から叙述されている。

これには相当議論があるだろうが、興味深いことは間違いない。

上巻の石原の前半生の部分はややタルいが、その後伝記的記述の合い間に挟まれる、アジア史とヨーロッパ史の描写と著者独自の解釈が非常に面白い。

東アジア現代史のテキストとして、通読する価値大。

|

« 産経新聞取材班 『ルーズベルト秘録 上・下』 (扶桑社文庫) | トップページ | 宮城谷昌光 『長城のかげ』 (文春文庫) »

近代日本」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。