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司馬遷 『史記 1 本紀』 (ちくま学芸文庫)

前日『史記』のような古典はやはり通読しておいたほうがいいかもと書いたが、それはあくまで「列伝」についてである。

「本紀」「世家」や「書・表」まで含めれば、とてもじゃないが初心者が全巻読むのは不可能である。

宮崎市定氏の『史記を語る』で大体の内容を知っていれば十分。

そうなのだが本書については、どうしても「項羽本紀」と「高祖本紀」を読みたくて手にとってみた。

その両者は確かに面白い。知っている話も多いが、物語性が豊富で飽きさせない。

だが他の部分は非常に苦しい。馴染みの無い人名・地名・官職名がぎっしり詰まって、無味乾燥という言葉がぴったりくる。

どこかの出版社が「項羽本紀」「高祖本紀」と孔子以後の世家をまとめた抄訳本を出してくれないかなあと思う。

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