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阿部謹也 『刑吏の社会史』 (中公新書)

これまでの記事でお分かりの様に、私は社会史・経済史・文化史などが好きではない。

誰それが権力を握って戦ってこういう国を建てたといったごく初歩的な政治史が、私にとっての「歴史」である。

要は歴史好きな小学生がそのまま大きくなってしまったような人間なのである。

中世ドイツの社会史を軸に、実に多方面で活躍し、多くの業績を残して先日亡くなられた著者のこの本も自発的に買ったのではなく、大学の教養で取った講義でテキストとして読まされたものである。

半ば嫌々読み始めたのだが、論旨の明快さと意外さに蒙を啓かれる思いがした。

社会史といっても面白いものはこれほど面白いのかと教えられた。

だがこれだけ有名な著者でも、読んだ著作は現在まで結局この一冊だけ。

皆さんは私よりもうちょっとバランスの取れた世界史読書をなさるようお勧めします。

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