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ジョージ・オーウェル 『動物農場』 (角川文庫)

人間たちの虐待に耐えかねた、とある農場の動物たちが団結して反乱を起こすという寓話の形式を借りた、ソヴィエト全体主義批判の小説。

これは非常に面白い。

虐げられたものたちの反乱の成功が、そのまま新たな抑圧の原因になるメカニズムを明快に記している。

比喩のレベルが高く、ソ連が辿った道への痛烈な皮肉と批判となっている。

まだ読んでいない方は是非一読をお勧めします。

ただ本作の後に附せられているエッセイ数本はやや退屈。

薄くなり過ぎるかもしれないが、『動物農場』だけを収録した文庫本を出してくれないだろうか。

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