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新渡戸稲造 『武士道』 (岩波文庫)

本書の内容が、必ずしも実在の武士に普遍的に存在した価値観と言えなくても別に問題ないと思う。

明治人が西欧列強に対抗する精神的バックボーンとしてこういう理念を生み出す基盤を武士階層が提供したことは間違いないと思うので。

読みやすいし面白い。部分的には感動的でさえある。

本書の理念と現実の武士の言動との落差を指摘して嘲笑的態度を取る前に、明治人の置かれた苦境と世界への自己主張の必要に対する努力を汲み取るべきだと思われる。

近代日本史の副読本として是非読みたい。

さて、当ブログを始めて半年余りですが、何とかほぼ毎日更新できました。

記事の質量とも大したことないからですが、怠惰極まる自分としてはよく続いたなあと。

年が明けても、しばらくの間は一日一タイトルのペースで更新できそうですので、宜しければまた覗いてみてください。

それではよいお年を。

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