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ハミルトン・フィッシュ 『日米・開戦の悲劇』 (PHP文庫)

監訳は岡崎久彦。

孤立主義者(著者の自称によれば「不干渉主義者」)によるルーズヴェルト外交批判。

といっても「真珠湾陰謀説」のような面はさほど強くなく、あくまで大局的な外交政策への批判が主であり、「トンデモ本」並みの類書の弊害からは免れている。

著者は東アジアだけでなく、欧州大戦へも不干渉を主張している。

1939年における時点では、ポーランドへ宥和政策を勧め、独ソ間の戦争勃発を西側諸国は待つべきだったというのが著者の見解のようだ。

それが可能だったかどうかは別にして、著者の強い反共的信念と対ソ警戒感に強い印象を受ける。

短いのですぐ読めるし、機会があれば一読しておくのも悪くない。

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