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会田雄次 責任編集 『世界の名著 マキャヴェリ』 (中央公論社)

大学の政治思想史か何かの講義のテキストとして購入。

半ば意地になって無理やり読み終えた。

内容は有名な『君主論』と全然有名じゃない『ローマ史論』(本書の邦題は『政略論』)のセット。

『君主論』は当時のイタリアの都市国家の細々とした分裂状況に即した政論であり、初心者がこれで何か具体的な史実を憶えるということはほぼ不可能。

『ローマ史論』の方は、古代の歴史家リヴィウスの『ローマ建国史』の記述を元にあーだこーだと政治・軍事論を述べる作品なのだが、そもそも初心者には全く馴染みの無い、初期共和政の細かな史実を次々に例にしているのだから難渋で到底楽しく読めるものではない。

結論。教科書に載っている有名な古典として『君主論』に目を通したい人は岩波か中公の文庫を読めばいい。本書は初心者が無理して読む必要無し。

ちなみにこれをテキストにした講義はろくに出席しなかったので、単位を落としました。

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