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吉川忠夫 『侯景の乱始末記』 (中公新書)

『劉裕』がかなり面白かったので、同じ著者の本書も読んでみた。

仏教に耽溺し、絢爛たる貴族文化を背景に、南朝の最盛期を築いた梁の武帝の治世が、東魏からの叛将侯景の亡命を受け入れたことを事の始まりとして、無残に崩壊していく悲劇を叙述していく。

物語の展開としてはなかなか面白いが、初心者には少々読みにくい部分もある。

復刊希望が多く寄せられていて、古書にプレミア価格が付いているとも聞くが、そんなに大騒ぎするほど名著かなあというのが正直な感想でした。

まあいずれにせよ、早いとこ文庫化をお願いします、中央公論様。

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