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外山軍治 『則天武后』 (中公新書)

2、3年前に刊行されていた講談社新版「中国の歴史」の月報の中で、日本で外国の歴史について十数巻の全集を出せるのは中国史だけだという発言があって、確かにそうだなと思った記憶がある。

日本人から見た世界史における中国史の重みからして、初心者向きの入門書・啓蒙書の類いも文字通り汗牛充棟であり、他の地域の歴史とは段違いである。

よって中国史に関しては他の国の歴史にも増して、何を捨てて何を読むかの選択が重要なのですが、比較的重要な史実・人物に関するものであって他の通史での内容重複がない本を選ぶことになります。

本書もそうした観点から選びました。

唐代に現れた中国史上唯一の女帝の伝記。

読みやすくてなおかつコンパクトにまとめられていて非常に良い。

中公新書・文庫の良質な歴史読物の伝統を感じさせる本。

お勧めです。

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