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竺沙雅章 『范仲淹 (中国歴史人物選5)』 (白帝社)

始皇帝から林則徐まで全12巻のこのシリーズであまり馴染みのない人物を優先して選ぶと、本書になりました。

高校世界史では出てこない人だが、概説書を何冊か読んでいると「どっかで聞いたことのある名前だなあ」と思えるくらいの人。

「はん・ちゅうえん」と読む、北宋の政治家。

太祖・太宗・真宗に続いて即位した仁宗在位中に活躍し欧陽脩などとも交友があった。

一読はしましたが、はっきり言って全然面白くないです。

生い立ちから歴任した官職の記述が延々続くだけで、とにかく見せ場が少ない。

後世北宋第一の名臣と言われた割には、特に華々しい活躍も無く地味な官僚生活を送ったという印象を受ける。

せめて時代背景の叙述に力を入れて、北宋史概説として読めれば良いのだが、そういう部分も少ない。

これは率直に言って対象人物の選択に失敗してるんじゃないでしょうか。

あまりお勧めしません。

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