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永田雄三 羽田正 『成熟のイスラーム社会(世界の歴史15)』 (中央公論社) 

『イスラーム世界の興隆』『近代イスラームの挑戦』は既読なので、本書を読めば時代が繋がって、この中公新版「世界の歴史」のイスラム史の部分は全部読んだことになるなと考え手に取る。

オスマン朝とサファヴィー朝の概説。

読みやすく、そこそこ面白い。

社会史と文化史にも政治史とほぼ同じくらいの紙数が割かれているが、さほど退屈はしない。

(政治史偏愛者の私でもそう思えるのだから普通の人にとってはなおさらそうでしょう。)

何かもう一つ物足りない気がしないでもないが、基本的には良書と言ってよい様に思う。

オスマン朝盛期の歴史については、本書を読んだので、鈴木薫『オスマン帝国』(講談社現代新書)はもう読まなくてもいいかなと考えています。

標準的な概説だとは思うんですが、立ち読みしたところどうも面白みに欠ける印象を持ったので。

サファヴィー朝にもかなり詳しい記述がなされていてお得な本書の方がいいでしょう。

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