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司馬遼太郎 『この国のかたち 1』 (文春文庫)

世界史読書の観点から言うと、司馬遼太郎の作品のうち、『項羽と劉邦』および『韃靼疾風録』は絶対必読本であり、やや程度は薄れるが『坂の上の雲』もできるだけ読むべき本ではある。

それ以外の日本史関係の膨大な歴史小説は好きな人はどんどん読んでいけばいいんですが、私はあまりやる気がでない。

よってその内容のエッセンスを抽出した本で済まそうとして、大学時代これを読む。

全6巻あるが、何となく面倒になって1、2巻しか読まなかった。

『明治という国家』の方がよりまとまりがあって良い気がする。

しかし、これ以上無いほど楽に読める本ではありますので、気の向いた時ざっと読んでみるのも宜しいんじゃないでしょうか。

以前も書いたんですが、司馬作品を100%鵜呑みにして、それ以外の本を一切読まず、完全に歴史をわかった気になるのは問題だと思いますが、かといって初心者啓蒙用としての司馬作品の良さを全く認めずに頭から馬鹿にするのもどうかと思います。

少なくとも、私程度の読者には非常に有益であることは間違いないはず。

買わなくてもいいですが、暇なとき図書館で借りて斜め読みするのもよいでしょう。

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