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並木頼寿 井上裕正 『中華帝国の危機 (世界の歴史19)』 (中央公論社)

乾隆末期からアヘン戦争を経て辛亥革命までと、よくある区切りの中国近代史。

内容もごくごく平凡。

取り立てて言うべきこともない。

良く言えば手堅い、悪く言えば退屈。

これを読んで具体的史実の目新しいデータを得たということはない。

史実評価の面でも、曽国藩・西太后・袁世凱の一部再評価や、末尾の革命史への見直しなどの記述はまあまあ面白いが、簡略すぎて食い足りない。

あと、科挙の廃止が中央政府と地方有力者のパイプを断ち切り、清朝存続の点から見れば、この改革は失敗と言えると評価していたのが記憶に残ったが、まあそれくらいか。

悪いとは思わないが、これまで読んだ巻の中では一番特徴が無い。

読みやすくはあるが、はっきり言って面白くない。

20巻はすでに読んでますんで、これでちょうと三分の二ですか。

残り10巻も何とか読了します。

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