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渡辺照宏 『仏教 第二版』 (岩波新書)

手軽な仏教入門書。

最初の欧米における仏教研究史がややたるい。

しかし、仏陀時代のインド概説、仏陀の伝記、その弟子たちの事績などの章は非常に面白い。

晦渋な部分もなく、適度にエピソードを交えて興味を持たせる語り口はとてもわかりやすい。

しかし、終盤の仏典と教義・世界観の解説はやや難解。

六界説がどうとか、パーラミター(波羅蜜)がどうとか、プラジュニャー(般若)がどうとか・・・・・。

一応簡易な説明はなされていて、それで一先ず理解は出来るが、前半三分の二くらいまでのわかりやすさに比べて急に難しくなり、やや突飛な印象を受ける。

とは言え、かなり良質な啓蒙書であることは間違いないはず。

(第二版は)1974年刊でかなり古い本ですが、前に読んだ岩波ジュニア新書の『仏教入門』『ブッダ物語』より、こちらの方が内容が濃くて良い気がします。

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