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2010年世界史Bセンター試験について

昨年一昨年に続けて、新聞に載った今年のセンター試験世界史Bを解いてみました。

結果、今年も一問間違えました。

悔しい・・・・・。

第3問・問7、バルト海沿岸諸国の歴史に関して正しい文を選ばせる問題で、「ロシアでは、ピョートル1世の治世下でプガチョフの乱が起こった。」および「プロイセンでは、ヨーゼフ2世が啓蒙思想に基づいた改革を行った。」は余裕でバツ、残り2つのうち、「エストニアは、第二次世界大戦中にソ連に併合された。」というのがまずあり、1939年独ソ不可侵条約の秘密議定書でソ連勢力圏に入ることが定められ、40年バルト三国併合なのだから、「第二次世界大戦中」に間違いなく、これが正解。

ところが、ボーっとしていてこれをなぜか間違いと思い込み、次の「クヌート(カヌート)は、9世紀にイングランドを征服した。」を見て、「9世紀だったかなあ・・・・?あやふやだけどこれにしとくか」と選んで、失敗。

デーン王クヌートのイングランド支配は1016年からで11世紀前半。

ウィリアム1世のノルマン征服と同じ世紀。

9世紀にあったのは、エグバートのアングロサクソン七王国統一とアルフレッド大王のデーン人撃退。

初期中世は苦手なんですが、消去法ではなく、この文は間違いだとすぐ認識できないと駄目ですね。

なお、今年は初っ端からやや骨がある。

中国の都市の位置だけを示し、設問で関連事項を問う問題。

まず華北では、黄河と大運河の交差点近くにあるのが開封、そこから西に少し行って洛陽、さらに西進し黄河の大湾曲部に行かず、支流の渭水を遡ったところにあるのが長安。

華中では大運河と長江交差点近くにあるのが揚州。

長江河口南岸沿いの近くにあるのが上海、長江を遡ってやや内陸部にあるのが南京(建業・建康)、上海と南京の中間くらいにあるのが蘇州。

長江河口の南に、三角形に相当大きく入り組んだ湾がありますが(杭州湾?)、その一番奥まった部分にあるのが杭州(臨安・南宋の都)、湾の北側に上海、南側に寧波(明州)。

出題されたのは開封・洛陽・長安・南京・杭州だけのようだが、華北はともかく、この華中の都市を区別させるのはやや難易度が高いと思った。

面倒なので、今年はこれだけにしますが、やってみると結構盲点を突かれて、いろいろ確認できた歴史事項がありました。

また来年もやってみます。

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