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引用文(「聖書」4)

『新共同訳 聖書』(日本聖書協会)

「旧約聖書  詩編」より。

14章

神を知らぬ者は心に言う

「神などいない」と。

人々は腐敗している。

忌むべき行いをする。

善を行う者はいない。

主は天から人の子らを見渡し、探される

目覚めた人、神を求める人はいないか、と。

だれもかれも背き去った。

皆ともに、汚れている。

善を行う者はいない。ひとりもいない。

悪を行う者は知っているはずではないか。

パンを食らうかのようにわたしの民を食らい

主を呼び求めることをしない者よ。

そのゆえにこそ、大いに恐れるがよい。

神は従う人々の群れにいます。

貧しい人の計らいをお前たちが挫折させても

主は必ず、避けどころとなってくださる。

どうか、イスラエルの救いが

  シオンから起こるように。

主が御自分の民、捕われ人を連れ帰られるとき

ヤコブは喜び躍り

イスラエルは喜び祝うであろう。

64章

神よ、悩み訴えるわたしの声をお聞きください。

敵の脅威からわたしの命をお守りください。

わたしを隠してください

さいなむ者の集いから、悪を行う者の騒ぎから。

彼らは舌を鋭い剣とし

毒を含む言葉を矢としてつがえ

隠れた所から無垢な人を射ようと構え

突然射かけて、恐れもしません。

彼らは悪事にたけ、共謀して罠を仕掛け

「見抜かれることはない」と言います。

巧妙に悪を謀り

「我らの謀は巧妙で完全だ。

人は胸に深慮を隠す」と言います。

神は彼らに矢を射かけ

突然、彼らは討たれるでしょう。

自分の舌がつまずきのもとになり

見る人は皆、頭を振って侮るでしょう。

人は皆、恐れて神の働きを認め

御業に目覚めるでしょう。

主に従う人は主を避けどころとし、喜び祝い

心のまっすぐな人は皆、主によって誇ります。

73章

神はイスラエルに対して

心の清い人に対して、恵み深い。

それなのにわたしは、あやうく足を滑らせ

一歩一歩を踏み誤りそうになっていた。

神に逆らう者の安泰を見て

わたしは驕る者をうらやんだ。

死ぬまで彼らは苦しみを知らず

からだも肥えている。

だれにもある労苦すら彼らにはない。

だれもがかかる病も彼らには触れない。

傲慢は首飾りとなり

不法は衣となって彼らを包む。

目は脂肪の中から見まわし

心には悪だくみが溢れる。

彼らは侮り、災いをもたらそうと定め

高く構え、暴力を振るおうと定める。

口を天に置き

舌は地を行く。

  (民がここに戻っても

   水を見つけることはできないであろう。)

そして彼らは言う。

「神が何を知っていようか。

いと高き神にどのような知識があろうか。」

見よ、これが神に逆らう者。

とこしえに安穏で、財をなしていく。

わたしは心を清く保ち

手を洗って潔白を示したが、むなしかった。

日ごと、わたしは病に打たれ

朝ごとに懲らしめを受ける。

  「彼らのように語ろう」と望んだなら

   見よ、あなたの子らの代を

   裏切ることになっていたであろう。

わたしの目に労苦と映ることの意味を

知りたいと思い計り

ついに、わたしは神の聖所を訪れ

彼らの行く末を見分けた

あなたが滑りやすい道を彼らに対して備え

彼らを迷いに落とされるのを

彼らを一瞬のうちに荒廃に落とし

災難によって滅ぼし尽くされるのを

わが主よ、あなたが目覚め

眠りから覚めた人が夢を侮るように

  彼らの偶像を侮られるのを。

わたしは心が騒ぎ

はらわたの裂ける思いがする。

わたしは愚かで知識がなく

あなたに対して獣のようにふるまっていた。

あなたがわたしの右の手を取ってくださるので

常にわたしは御もとにとどまることができる。

あなたは御計らいに従ってわたしを導き

後には栄光のうちにわたしを取られるであろう。

地上であなたを愛していなければ

天で誰がわたしを助けてくれようか。

わたしの肉もわたしの心も朽ちるであろうが

神はとこしえにわたしの心の岩

  わたしに与えられた分。

見よ、あなたから遠ざかる者は滅びる。

御もとから迷い去る者をあなたは絶たれる。

わたしは、神に近くあることを幸いとし

主なる神に避けどころを置く。

わたしは御業をことごとく語り伝えよう。

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